名水百選の選抜総選挙の結果は?飲めない名水っていうのもあるらしい

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名水百選

今、水って「ペットボトルで買って飲む」っていうのが当たり前ですよね。

私が小中学生くらいの時は、平気で水道水を直接飲んでいました。もちろん、その時代にペットボトルは無かったですが、「水を買って飲む」という発想は全くなかったですね。

今は、水に対する意識が、昔と比べてずいぶん高くなっているのでしょうね。だから、水道水よりも美味しいペットボトル入りのミネラルウォーターが普及したんだと思います。

水に対する意識を向上させる目的で取り組みされているのが、名水百選です。環境省が選定した、日本全国のいわゆる「名水」と言われる100か所の湧水や河川、地下水です。

名水百選は過去に2回選定されており、実際には200か所あります。

1回目は、昭和60年(1985年)に選定された、昭和の名水百選

https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/(環境省HP)

2回目は、平成20年(2008年)に選定された、平成の名水百選

https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/(環境省HP)

名水の選定基準

昭和の名水百選

全国に多くの形態で存在する清澄な水について、広く紹介することで水質保全への意識を深めること、併せて優良な水環境を積極的に保護すること等が目的として選定されています。

平成の名水百選

昭和の名水百選から20年が経過し、水環境保全の一層の推進を図ることを目的として、地域住民等による主体的かつ持続的な水環境の保全活動が行われている物が選定されています。

両方とも「直接飲用できるか否かについては選定基準とはしていない」とのことです。

要は、そのまま飲めなくっても、「名水」なんですね。ちょっと意外でした。ミネラルウォーターのように、そのままボトルに詰められるものばかりではないんですね。

名水が出るところには、ポリタンクで水を汲んでいる人をよく見かけますが、きれいだからと言って、直接飲めるかどうかを確認することが重要ですね。

「名水百選」選抜総選挙

昭和の名水百選から30年経過した昨年、新たな企画が行われました。

昭和と平成の名水百選の中から、国民投票による、選抜総選挙です。どこかのアイドルグループみたいですね~。

名水百選30周年記念 「名水百選」選抜総選挙

観光地として素晴らしい「名水」部門

景観が素晴らしい「名水」部門

秘境地として素晴らしい「名水」部門

おいしさが素晴らしい「名水」部門

の4部門に分かれて選挙があったようです。

結果は、

観光地部門、景観部門は、長野県安曇野市の、「安曇野わさび田湧水群」

秘境部門は、愛知県岡崎市の、「鳥川ホタルの里湧水群」

おいしい部門は、神奈川県秦野市の、「おいしい秦野の水」

でした。

各部門5位まで発表されており、特徴や所在地の詳しい情報も記載されております。

選抜総選挙の結果(環境省 名水百選選抜総選挙HP)

近くにあれば、一度行ってみてはいかがでしょうか?ご飯を炊く水やコーヒーなどに使うと、一味違うかもしれませんね。

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