月の満ち欠け
月ってキレイですよね。いろんな表情を見せてくれますね。
この前、満月でスーパームーンと言っていたのに、もう下弦の月になってます。
月は約29.5日周期で満ち欠けします。そのため、おおよそ1週間とちょっとで1/4が変化し、2週間で半分変化します。
そう考えると、早いですね。
上弦の月と下弦の月を見分ける方法
満月、新月は分かりやすいですよね。満月は真んまる。
新月は見えません。
半月はどうでしょうか?
上弦の月、下弦の月といいますが、どちらも半月なので、どう区別したらいいのでしょうか?
月の形を弓の形にたとえて、弦になる部分が「上向き」か「下向き」かで言っているのでは無いそうです。
そもそも、月が出てくるときと沈む時では、弦の上下関係は全く逆になりますよね。強いて言うならば、月が沈む時には、上弦の月は弦の部分が上向きになり、同様に、下弦の月は弦の部分が下向きになります。
◆上弦の月
太陰暦では、新月から始まり、満月を経て、再び新月になる期間を1か月としていました。新月から満月に向かう間の半月を、上弦の月といいます。
上弦の「上」とは、1か月の内の「上旬」を表しているそうです。
上弦の月は、朝方には見えず、昼間に出てきて夕方ごろに南の空にあり、深夜に沈んでいきます。
◆下弦の月
上弦の月と反対で、満月から新月に向かう間の半月を、下弦の月といいます。
下弦「下」とは、一か月の内の「下旬」を表しています。
下弦の月は、朝方には南の空にあり、昼間に沈んでいき、夕方には見えません。そして深夜に出てきます。
月齢とは?
月齢とは、新月を0として、1日ごとに1ずつ増やしていく数値です。29.5日周期で満ち欠けするので、最大は29.5になります。おおよそは下記のようになります。
月齢0 新月
月齢7前後 上弦の月
月齢15前後 満月
月齢22前後 下弦の月
月齢30弱 新月
でも、暦に出てくる月齢って、小数点までありますよね?
どういうことでしょうか?
◆月齢の小数点とは?
月齢を計算する際には、新月の瞬間の時刻を基に、その日の基準となる時間の月齢を考慮しているため、中途半端な小数点が出てきます。
新月の瞬間とは、地球の中心から太陽の中心に向かって線を引いた場合、その間の線上に月の中心が来た瞬間を指します。
暦で記載されている月齢は、ある時間での月齢となります。特に基準の時間が決まっているわけではないので、昼12時での月齢や夕方、夜中など、基準としている時間はバラバラなようです。
いかがでしょうか。
上弦の月、下弦の月、もう迷うことはなくなりましたね。新月の後の半月が上弦で、満月の後の半月が下弦ですよ。