おでんがおいしくなるコツはこんなことかな 思い出話から考えてみた

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おでんの思い出

寒い季節は暖かい食べ物が恋しくなりますね。

その中でも、おでんは1,2を争う代表選手ではないでしょうか。

私の場合、おでんというと、様々な思い出がよみがえってきます。

それは、今から20数年前、大学生の頃の話。

私が通っていた大学では、毎年11月になると学園祭が行われいました。

学園祭と言えば、クラブやサークルが出す屋台がイメージで浮かんできますが、私が所属していたクラブでも、毎年おでんの屋台を出していました。

私のクラブでは、地域の小学生を夏休みにキャンプに連れていくことがメインのクラブでした。

そのため、薪やキャンプ用の調理器を使って調理をするのですが、その調理の訓練にもなるということと、火を使う調理が日頃の活動の成果ということで、おでんを伝統的に出していました。

今だと、調理済みのおでんを購入してきて温めるだけというイメージですが、当時はそんな物有りませんでしたので、前日から部室に泊まり込んでの調理が始まるわけです。

机を全部外に出して、床の上にキャンプ用のコンロを置き、その上に大鍋を載せて煮込み始めます。

味付けは

味付けは、関西風そのものでした。

お湯を沸かし、昆布だしをとり、そこに酒、醤油、砂糖、みりんをドバドバ入れるんです。

味付けは代々先輩からのレシピが有るわけではなく、言い伝えの様な状態です。

それでも毎年結構おいしく出来ていた記憶があります。

ちなみに具材は、大学近くのスーパの練り物やさんに仕入れに行きます。

ここも代々先輩から引き継がれてきたお店で、お店の人とも顔なじみになっていました。

煮込み開始

いよいよ具材も入れて煮込み始めるんです。

10数人が、鍋の番という建前のもと、ちょっとつまみ食いしながら、おでんづくりが始まるんです。

初めの内はいいのですが、そのうち、飲み物を鍋に入れるヤツや、お菓子などを入れるヤツまで出てくる始末。

でも、これが隠し味になっていたのかもしれません。

翌朝にはおでんが完成していました。夜通しで煮込むわけですから、味はものすごく染み込んでいました。

そんな夜が学園祭の期間中ずっと続くわけです。

おでんを囲んで、みんなで色んな話をしたことが思い出に残っています。

美味しくするコツ

今考えると、途中で追加した飲み物やお菓子などいろいろな物による隠し味が良かったのかもしれません。

また、たくさんの量を夜通し煮込むというのも、良いかもしれませんね。

おでん屋さんを見ていると、隠し味は分かりませんが、たくさんの量を長時間煮込んでいますよね。

やはり、それらがおでんを美味しくするコツなんだと思います。

長時間煮込むことで、具材からの味がダシに出てくる。ダシが具材に染み込む。それらの相乗効果が見られます。

今度おでんを作るときには、隠し味的なものと、長時間煮込んでチャレンジしようと思います。

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