高速道路は安全に快適に
帰省の時には高速道路を利用する人が多いと思います。
高速道路は自動車専用のため、歩行者や自転車がいないので、比較的安全に走れます。
だから、高速道路では普段あまり運転しない方でも交代要員として運転していることが多々あります。
ただでさえ交通量が増えているところに、あまり慣れない方も多く走っているため、いつもより走りづらい状況になっています。
以下の事に注意して安全に快適に走りましょう。
流れに乗って走る
例えば、右車線は追い越し車線なのに、遅いスピードで延々と走り続ける車や、異常にスピードを出して車線間を縫うように走ってくる車など、周りの車にとっては非常に走りづらく、時には危険な場合もあります。
できるだけ「流れ」に乗って走るのが良いでしょう。
自分の思っているスピードより速い流れなら、左車線に寄ってやり過ごしましょう。
片側1車線の高速道路(自動車専用道路)では、積極的にゆずり車線を利用し、後続の早い車に先をゆずりましょう。
エンジンブレーキを使う
頻繁にブレーキを踏むことも、後続の車にとっては煩わしいものです。
ブレーキランプを踏むと、当然後ろのブレーキランプが点灯します。
それを見た後続の車は、減速するのか、ちょっと踏んだだけかは分からないので、やはりブレーキを踏んだりします。それが後続車にどんどん繋がって渋滞の要因になったりもするんです。
ブレーキを我慢することはないですが、適切にエンジンブレーキを使うなどで、必要以上にブレーキを踏むのは控えましょう。
エンジンブレーキは、シフトレバーにあるオーバードライブボタン(O/D)を押すことで掛けることができます。
ボタンを押すとメータ内には「O/D OFF」の表示が出ます。
ちょっとスピードが出すぎたな、と思った時に、オーバードライブボタンを押すと、いい感じに減速します。
これでブレーキを踏まずに、スピードの調整ができるのでちょっとスマートに走れます。
減速したら、またボタンを押して、オーバードライブをONにしておくと良いでしょう。
オーバードライブとは
オーバードライブとは、エンジンの回転数よりも、車軸の回転数が早い状態のことを言います。
車には変速機が有って、エンジンの回転を変速して車軸に伝えます。
車のエンジンの力は弱いので、エンジンの回転そのままでは自由に走ることができないんです。
だから変速機で回転数を落として、代わりに力を強くしています。
オートマチック車の場合、1~4速のギアがあります。今では7速、8速なんて数が多いものもあります。
普通は、一番数字の大きなギアがオーバードライブになっています。
オーバードライブボタンを押してOFFにすると、一番大きなギアを使わなくなります。
ちなみにマニュアル車でも5速、または6速など一番大きなギアがオーバードライブになっています。
周りを見よう
周りと言っても、景色を見ることではありません。
高速道路でも、自分の前だけを見るのではなく、後ろはもちろんの事、自分を取り囲む車の状況を絶えず見て把握しておきましょう。
後ろからやたら早い車が近づいてくることが分かっていたら、余裕をもって道を譲ることができますよね。
道を譲るときには斜め後ろの状況が分かっていないと、車線変更できず焦ってしまうことがあったり、早い車に煽られたりして嫌な気分になったりします。
だから、いつも自分の車の周りの状況は把握しておいた方が良いんです。
周りを意識して走ることで運転に余裕ができ、安全に快適に走れると思います。