1898年(明治31年)から1907年(明治40年)の9年間だけ存在した、大仏鉄道(関西(かんせい)鉄道の大仏線)の痕跡を巡ってみました。
大仏鉄道は、JR関西本線(大和路線)の加茂駅から奈良駅を結ぶ路線で、現在のJR線のように木津駅は通らず、山間部を奈良駅までショートカットするような形で存在しました。
9年間という短い期間で廃線となったこと、廃線から100年以上経過していることから、幻の大仏鉄道と呼ばれていますが、各所に遺構が残っていて、案内看板等も設置されており、大切に保存されています。また、奈良市や木津川市から、「遺構巡りマップ」が発行されており、簡単に遺構を巡ることが出来ます。
今回は、木津川市観光協会が開催した「大仏鉄道ウォーキング」(2022年)に参加した際の写真をメインにしていますので、木津駅からスタートし加茂駅を目指すルートで、大仏鉄道の約半分の行程となります。
では木津駅からスタートです。
後編に続きます。
他にも廃線跡など有ります。⇒ 廃線跡、廃川跡を巡る