色って色々あります
時代によって、好まれる色って変わりますよね。
よく、今年は○○色が流行!とか聞きますが、これってある協会が事前に決めているってご存知ですか?
ちょっと驚いたので、調べてみました。
決めているのはこんな協会
Jafca 一般社団法人 日本流行色協会
この協会が流行色を決めています。
ただ決めるのではなく、国民の志向やマーケットの動向、また、国際流行色委員会(インターカラー)の情報を基に、カラースペシャリストなる専門委員によって、 産業界向けにカラートレンドを選定しています。
JAFCAカラートレンドと言います。
検討は実シーズンの2年前から始まります。
そして、1年半前には、情報が発信されています。
つまり、今年の流行色は、1年半前から決まっていた。ということです。
というよりは、1年半前に決められた色に基づいて、流行しているんですね。
日本だけではない
じつは、流行色って、世界的に決められているんです。
国際流行色委員会(インターカラー)という組織が有ります。
1963年に発足した機関で、国際間で流行色を選定します。
実シーズンの2年前の6月に春夏カラー、12月に秋冬カラーが発表されます。
つまり2016年の秋冬カラーは、2年前の2014年12月には決まっていたんですね。
逆に言うと、2016年の12月には、2018年の秋冬カラーがすでに決まっているんですね。
なんと、世界規模で2年も前に流行色が決まってしまっているなんて・・・
と思ったのは私だけでしょうか?
流行色って、はやっているから流行になったんだとばかり思っていました。
誰かがこの色を流行させようときめた色だったんですね。
しかも、2年も前に決定されていたなんて。
早く決まるには理由がある
なぜこんなに早く流行色が決められているのかというと、それらを使った商品を製作するのに時間が掛かるからなんですね。
例えば洋服で考えると、トレンドカラーが決まるとそこからメーカが企画・商品化をすすめて実際に商品として店頭に並ぶまでに2年近くかかるということです。
逆に言うと先取りできる?
2年前から分かっているのだから、先取りすることもできますよね。
JAFCAホームページによると、2017年春夏のカラートレンドを知ることができます。(2016年12月時点)
このカラートレンドは、3つの業界を中心に発信されています。
レディースファッション向け
メンズファッション向け
プロダクツ&インテリア向け
これ以外でも、着物、ファッショングッズ、メイクアップ、自動車のカラートレンドを発信しています。
化粧品や自動車もカラートレンドが決まっていたんですね。
驚きました。
流行って自然発生するのではなく、誰か仕掛け人がいて流行を起こしているんですね。